3行まとめ
- 台湾料理は“安い・速い・うまい”。それでも長く住むと日本の味が恋しくなる日がある。
- 友だちに八角(スターアニス)が苦手な人もいるように、口に合わない日があるのは普通。
- 解決策はシンプル:味のカスタムを頼む+日本食の逃げ道を用意。この二刀流なら毎日が楽しい。
1. 台湾ごはんの何がそんなにうまい?
- 現地“快炒”の火力:青菜炒めや蔥爆牛肉の香りの立ち方が段違い。
- スープ文化:牛肉麺、四神湯、貢丸湯…出汁で休憩できる器がいつでもある。
- 屋台の多様性:朝は豆漿、夜は鹽酥雞や蚵仔煎。「今日は何を食べよう?」で毎日が小旅行。
とはいえ、住んでいると白いごはん+味噌汁+焼き魚みたいな“日本のホーム”が恋しくなる。僕も週に1〜2回は日本のチェーンで整えます。

2. 「八角がちょっと…」そんな日もあるよね
八角や五香粉の香りは台湾の旨さの核。でも、苦手なら避け方を知っておけば大丈夫。
香りを避けたいときの注文ワザ(店員さんに見せてもOK)
- 八角を抜いてください
→ 可以不要八角嗎?(カヨイ ブーヤオ バージャオ マ) - 五香粉は入れないでください
→ 不要加五香粉,可以嗎? - パクチー抜きで
→ 不要香菜(ブーヤオ シャンツァイ) - 辛さ控えめ/なし
→ 少一點辣/不要辣(シャオ イーディエン ラー/ブーヤオ ラ) - 味を少し薄めで
→ 清淡一點(チンダン イーディエン)
“八角回避”のメニュー例
- 牛肉麺は“清燉”を選ぶ(澄んだスープ)→紅燒は香り強めのことが多い
- 魯肉飯の代わりに“雞肉飯”(嘉義スタイル)
- 快炒系(蔥爆牛/三杯杏鮑菇/炒青菜)はその場調理で調整が効きやすい
- 清湯・蒸し物(清蒸鮮魚、貢丸湯)でリセット
ポイント:“できる範囲でOK”のお願いにする。漬け込み済みは完全には抜けないこともあるので、店の人に任せてニコッと。
3. それでも恋しい“日本の味”——逃げ道を作ろう
- 日本チェーン:牛丼・回転寿司・カレー・ラーメン・モス…駅前にだいたいある。
- スーパー&コンビニ:納豆・豆腐・味噌・ふりかけは常備コーナーに。
- 家ごはんのミニ装備:インスタント味噌汁、白だし、海苔、梅干し—少数精鋭で十分。
僕の定番:平日は快炒で青菜&スープ、週末のどこかで日本のチェーン。バランスが取れると、どっちももっと好きになる。
日本のチェーン店ではないけど、台北にもたくさん日本料理がある。
中でも最近食べた『不二家拉麵居酒屋』の冷やし中華は最高でした。
4. 旅行者・留学生向けミニガイド(困ったときの順番)
- その場でカスタム(上の中国語フレーズ)
- スープで落ち着く(清燉・清湯系)
- スーパーで“日本の回復セット”(白飯+納豆 or 味噌汁)
- 日本チェーンへGO(無理しないのが正解)
5. よくある質問(30秒で不安解消)
Q. 「香りが苦手」と言いにくい…
A. **「今天想吃清淡一點(今日はあっさりが食べたい)」**で伝わる。角を立てない魔法の言葉。
Q. 屋台で細かい注文、迷惑?
A. ひと言ならOK。混雑時は手短に・笑顔で。ダメなら別の屋台に移動すればいいだけ。
Q. ベジ・宗教対応は?
A. ベジ店も多い。「我吃素」(ベジです)と言えば案内してくれることも。
6. まとめ:台湾は“おいしい”がデフォ。だからこそ、逃げ道も持とう
台湾料理はおいしいのが前提。でも、人の味覚は気分や体調で揺れる。
お願いして調整+日本の味で休憩。この二刀流なら、毎日がおいしい。
無理せず、楽しく。—それが長く台湾を好きでいられる秘訣です