— ベジ鍋専門店、土曜18:30は満席。ミルク鍋うまい・麻辣は容赦なし
吉林路の角を曲がると、白い看板に大きく「圓和素鍋」。土曜の18:30到着で満席、外に列ができていました。ガラス越しに見える厨房はフル稼働、客席は家族連れと一人客が半々くらい。ベジタリアン専門の一人鍋ですが、雰囲気は気取らず“街の人気食堂”そのものです。

注文したもの
- 香濃牛奶鍋(ミルク鍋)
- 天香麻辣鍋(麻辣鍋)
どちらも「一人一鍋+野菜盛り+副食(白飯/麺/春雨などから1つ)」のセット。価格帯は160〜190元あたりで、店内ドリンクは飲み放題(無糖の煎茶/冬瓜レモンなどがありました)。

食べて分かったこと(実食メモ)
香濃牛奶鍋
ミルクの甘さだけじゃなく、昆布だし系の旨味が芯にあって、最後まで飽きません。野菜盛りは豆皮・豆腐・きのこ・青菜・根菜が中心。動物性ゼロでもコクの厚みがちゃんと出るのがいい。副食は麺にして、終盤はシチューっぽい幸福感に。

天香麻辣鍋
香りは良いけど辛さは容赦なし。小辣でも汗がにじむレベル。花椒のシビレは上品で、味は良い。ただ「自分は普段ベジじゃない&激辛耐性ふつう」だと、ミルク鍋のほうが満足度は高かったです。
共通:卓上の黒酢・沙茶で味変しながら食べると、最後の一口まできれいに進みます。
ベジ店としての使い勝手
- メニュー右上に**「全素/蛋奶素」表記**。各料理に卵(蛋)・乳(奶)アイコンが付くので、ヴィーガン=全素の人も選びやすい。
- 一人鍋だから、一人でも入りやすい。
- 外帯(テイクアウト)やデリバリーにも対応。
※自分はベジではないので、**「鍋はやっぱり肉…」**という気持ちがゼロではないのも正直。とはいえ、スープ設計と豆製品の使い方で満足度を上げてくるタイプのお店でした。
待ち・時間帯の所感
週末18時台は確実に混む印象。ピークを外すなら17時台の早めか20時以降が良さそう。回転自体は速めですが、並ぶ前提で気持ちに余裕を。
総合評価(★=5点満点)
- 味(ベジ鍋として):★★★★☆ 4.2
だしの下支えがしっかり。ミルク鍋の完成度が高い。 - 辛さ設計:★★★☆☆ 3.5
麻辣は“台湾基準”。小辣でも結構辛いので注意。 - コスパ:★★★★★ 4.6
この価格で野菜しっかり+飲み放題は強い。 - メニューの分かりやすさ(ベジ対応度):★★★★★ 5.0
全素/蛋奶素の区分とアイコン表示が親切。 - 居心地・雰囲気:★★★☆☆ 3.8
活気はあるがにぎやか。長居向きではない。 - アクセス&使い勝手:★★★★☆ 4.0
一人鍋・外帯OKで使い勝手◎。週末は待ち覚悟。
総合:★★★★☆ 4.2/5
ベジタリアンには強く勧められる一軒。非ベジでも“ミルク鍋狙い”なら満足度が高いと思います。辛党は麻辣を、辛さ控えめ派は昆布・トマト・味噌など別スープを選ぶのが吉。

これから行く人へのひとこと
- 辛さが不安なら:注文時に**「小辣でも辛いですか?」**と一声確認。
- ベジ度の確認:「我要全素」(全素でお願いします)で伝わります。
- ピーク回避:週末は早めor遅め。待つなら友だちと交代でドリンクを取りに行けるとラク。
ベジ鍋でしっかり満腹、という体験ができるお店。次は豆乳系スープや味噌で、もう一巡りしたくなりました。