昨夜、信義のIMAXで観てきました。エンドロール後、館内が明るくなっても立たない人が多い。あの“余韻の沈黙”は台湾でもちゃんと起きるんだな、と。帰り道、ミルクティー片手に掲示板とSNSをひと回りして拾った“生の声”を、できるだけそのまま置いておきます。編集は最小限。僕の感想は最後にちょっとだけ。

映画館の空気
- 冒頭の“落下”で客席から息を呑む音。
- 打撃音が重い。音響で“痛み”まで届く。
- レイトでも席はほぼ満席。
台湾人のコメント
- 「音效跟畫質真的升級了。IMAX選對了。」
→ 音も画もアップグレード。IMAXで正解。 - 「每個鏡頭都在燒錢🤣」
→ どのカットも“予算燃焼”してる。 - 「無限城的空間感超讚,鏡頭運動很流暢。」
→ 無限城の空間の作りが最高。カメラが気持ちいい。 - 「配樂一出來就雞皮疙瘩。」
→ 音楽が入った瞬間に鳥肌。 - 「只有鬼滅可以超越鬼滅。」
→ 鬼滅を超えられるのは鬼滅だけ。 - 「劇情有點散,情緒被切來切去。」
→ 物語はちょっと散漫。感情が切れる場面も。 - 「像把串流剪一剪放到戲院。」
→ 配信を切り貼りして劇場に出した感じ。 - 「字幕佔太多畫面了…想看畫面結果一直在看字。」
→ 字幕が画面を占領。絵を見たいのに文字ばかり追う。 - 「打戲很爽,但也有幾段太快了。」
→ アクションは最高。でも数カ所は速すぎ。 - 「哭了。分明知道會來,還是中了。」
→ 分かってたのに泣いた。やっぱり来る。 - 「這種片就該在大廳看,大到耳朵麻掉那種。」
→ こういうのは大箱で観るべき。耳まで痺れるやつ。 - 「二刷要找4DX。」
→ 2回目は4DXで行くわ。

声をざっくり束ねると
- 作画・音響・スケールは“圧勝”。IMAX推しがやたら多い。
- 構成は割れる。三部作の“第一章”としてアリ派と、場面転換で感情が切れる派。
- 字幕の占有感は小さくない不満。繁中+英語の二重字幕の劇場だと「画面を覆う」声が目立つ日も。

僕のメモ
正直、“劇場で聴くための音”が主役でした。床から胸骨へ来る低音。太鼓の皮の張り。あれは家庭では再現が難しい。構成は、僕は“第1章としてはアリ”派。キャラの感情に寄り切らず、“城そのものを体験させる”置き方に賛成です。
字幕問題は、台湾だと中国語+英語が同時に出る回があるので、座席によっては視界の下3割が文字で埋まることも。これは正直、作品のせいじゃない。次は座席高めの中央〜後方を取りたい。
これから観る人への小さな助言
- 大きいスクリーンを選ぶ(IMAX>通常)。
- 音響寄りの劇場があるなら、そっちを。
- 字幕が気になるタイプは、段差のある後方席のほうが画が広く取れる。
- 2回目は4DXで“身体に寄せる”のも面白いと思う。
まとめ
台湾の空気は、簡単に言えば「作画と音に満足」。構成の好みは割れても、“映画館で観た価値”が上回る、という声が多数派でした。
次章が来たら、またミルクティー片手に生のコメント**を拾って、淡々と並べます。映画が終わっても、感想戦はまだ続く。そんな夜でした。