〜日本と似てるようで違う!快適な旅のための心得〜
✅ 1. MRT(地下鉄)では“水一口”でも飲んではいけない
台湾のMRT(捷運)はとても清潔で、旅行者からも「快適」「分かりやすい」と高評価を得ている交通手段です。
しかし、この快適さを守るために、車内や駅構内での“飲食禁止ルール”は非常に厳しく設定されています。
たとえば…
- 駅のホームでペットボトルの水を飲んだ
- 車内でアメを口に入れた
- 改札内でアイスコーヒーを持ったまま歩いた
こういった行為が監視カメラや駅員に見つかると、最大7,500元(約3万円)の罰金を科せられる可能性があります。
旅行者からすると「ちょっと喉乾いただけなのに…」と思ってしまうかもしれませんが、
台湾ではMRT=「みんなで守る場所」という意識が強く、ルールを破ると周囲から冷たい目で見られることも。
対策として:
- 改札に入る前に飲み物は飲みきる or 鞄にしまう
- 乗車中は絶対に口にしない(車内カメラも多い)
日本の感覚で「大丈夫でしょ」は通用しません。公共マナーを尊重する台湾文化の一部として、しっかり守りましょう!

✅ 2. トイレの紙は“流せない”場所も多い
台湾のトイレは、近年どんどん清潔に・使いやすく進化しています。
しかし、紙をトイレに流せない場所は今でも多く存在します。
特にローカルの食堂、夜市、古めの商業施設、地方の駅などでは、
**「トイレットペーパーは流さず、備え付けのゴミ箱へ捨ててください」**という貼り紙が貼ってあります。
台湾華語での表示例:
「請勿將衛生紙丟入馬桶(トイレットペーパーをトイレに捨てないで)」
理由は、台湾の多くの下水管が細く、詰まりやすいためです。
無理に紙を流してしまうと、自分だけでなく次の利用者にも迷惑がかかる可能性があります。
旅行者の心得:
- トイレに入ったらまず貼り紙や表示をチェック
- ゴミ箱がある場合は、使用済み紙はそこに捨てる(汚物専用ゴミ箱です)
最初は抵抗があるかもしれませんが、“ローカルの常識”を尊重することが、信頼される旅行者への第一歩です。

✅ 3. 横断歩道でも安心してはいけない?台湾の交通ルール
台湾の街を歩いていて驚くのが、「信号が青なのにバイクが突っ込んでくる」こと。
これは台湾がバイク大国であり、歩行者優先の文化が日本ほど浸透していないからです。
実際に、旅行者の中には「青信号で横断したら右折車にクラクションを鳴らされた」という体験談もよく聞かれます。
さらに、交差点では次のようなことも日常茶飯事です:
- 赤信号なのに右折してくるバイクや車
- 横断歩道にバイクがずらりと停まっている
- 信号無視やスピード超過など
ポイントは「青信号=安全」ではない、ということ。
日本のように「信号が青だから」と安心して渡ると、バイクと接触しかねません。
地元の人でも、一度止まって左右を確認してから横断するのが習慣です。
旅行者の対策:
- 必ず左右の車・バイクを確認してから渡る
- スマホを見ながらの横断は絶対NG
- 小さな子ども連れやお年寄りは、特に注意して付き添うこと
安全第一!台湾の街を楽しく歩くためには、交通マナーを理解しておくことがカギです。

📝 編集後記
台湾はとても親切で温かい人が多く、基本的には旅行しやすい国です。
でも、「ちょっとした違い」を知っているかどうかで、旅の快適さは大きく変わります。
MRTでのマナー、トイレ事情、交通ルール…どれも旅行前に知っておくと、現地で戸惑わずにすみます。
せっかくの台湾旅行、気持ちよく、安全に楽しんでくださいね!