〜手をつなぐ男性たちと、私が感じた価値観の変化〜
🌏 アジアで先駆けたLGBT先進国
台湾は、2019年にアジアで初めて同性婚を合法化した国です。
街を歩いていると、男性同士・女性同士が手をつないで歩いている光景も珍しくありません。
これは観光客の私にとっても大きな驚きでした。
なぜなら、日本ではまだ同性婚は認められておらず、
公の場で同性カップルが手をつないで歩くのは、かなり少ないからです。
👀 初めて見たときの驚きと戸惑い
大学時代に台湾へ留学したとき、私はそれまでほとんどゲイの方と接点がありませんでした。
だから、街で男性同士が手をつないで歩いている姿を見たとき、
正直なところ、「え、、男性同士が手をつないでる…」と戸惑いました。
でも、台湾で生活を続けるうちに、その感覚は大きく変わっていきます。

💡 偏見があほらしくなった瞬間
台湾ではゲイ・レズビアン・トランスジェンダーの人々が、
自分らしく生きている姿をよく見かけます。
- おしゃれなカフェで男女混ざって談笑するカップル
- パレードやイベントで楽しそうに写真を撮る人たち
- 職場や学校で自然に受け入れられている雰囲気
そんな光景を日常的に見るうちに、
「好きな人と一緒にいることの何が悪いんだろう?」と、心から思うようになりました。
偏見を持つこと自体が、本当にあほらしく感じられたのです。
🚻 男女共用トイレも普通にある
台湾の一部の大学や公共施設では男女共用トイレも見られます。
もちろん個室はしっかり区切られていますが、洗面所や入口は男女共通。
ジェンダーの多様性を尊重するための設備であり、社会の意識の高さを感じます。
🎉 台北プライドパレード
台湾はアジア最大規模のLGBTプライドパレードを毎年開催しています。
国内外から多くの参加者が集まり、街中が虹色に染まります。
政治家や企業も堂々と参加し、LGBTQ+の権利向上を社会全体で後押ししています。
このパレードを中国語で臺灣同志遊行といいます。

📝 日本との違い
項目 | 台湾 | 日本 |
---|---|---|
同性婚 | 合法(2019年〜) | 非合法(パートナーシップ制度のみ) |
公の場でのカップル表現 | よく見かける | あまり見かけない |
男女共用トイレ | 一部施設で導入 | ほぼ未導入 |
社会の受容度 | 高い | 地域差あり |
📌 まとめ
台湾はLGBTの人々にとって、アジアでもトップクラスに住みやすい国です。
最初は戸惑いがあっても、日常的に自然な愛の形を目にするうちに、
多様性を受け入れることはとても当たり前のことだと気づきます。
もし台湾を訪れる機会があれば、ぜひこの**「自由で温かい空気」**を感じてみてください。